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― 「眠っても眠っても眠い…」それは“過眠症”かもしれません ―
過眠症
朝たっぷり寝たはずなのに、なぜか日中も眠くて仕方がない…。
人と話している途中や、電車の中、時には大切な場面でウトウトしてしまう――
そんな毎日を繰り返している方は、過眠症という病気かもしれません。過眠症ってどんな病気?
過眠症は、「十分な睡眠をとっているはずなのに、日中も強い眠気が続く」状態のことをいいます。
ただの「寝不足」ではなく、体や脳の仕組みによって起こっていることもあるため、心や体からのサインとして、早めに向き合うことが大切です。こんな症状はありませんか?
・昼間にどうしても眠くなってしまう
・授業や会議中につい寝てしまう
・目覚ましを何度も止めてしまい、朝がつらい
・たくさん寝ても、疲れがとれない気がする
・眠気のせいで生活や仕事に支障が出ている
「怠けているわけではないのに…」と悩んでいる方も少なくありません。実際に、日中の眠気が本人の努力ではどうにもならないことも多いのです。どんな原因があるの?
過眠症にはいくつかのタイプがあります。
・体の中の睡眠リズムが乱れている場合
・脳の睡眠に関わる働きがうまくいかない場合
・うつや不安など、こころの状態が関係している場合
・夜間の睡眠が浅く、ぐっすり眠れていない場合
一人ひとり原因が異なるため、丁寧に状況を見ながら進めていくことが大切です。当院のサポートについて
当院では、過眠症のご相談に対して、以下のようなサポートを行っています。
・睡眠や生活リズムの見直し
・栄養やホルモンバランスのチェック
・ストレスへの対処(カウンセリング、呼吸法など)
・体質や症状に合わせて、漢方薬のご提案も行っています
・必要に応じたお薬のご相談
「ちゃんと眠れていない理由はなにか?」を一緒に探し、自然な目覚めと健やかな日中を取り戻せるようお手伝いします。「眠い自分」を責めないでください
「がんばっているのに眠くなってしまう…」そんな自分を責めてしまう方もいらっしゃいますが、過眠症は決して“やる気の問題”ではありません。
むしろ、心や体が少し疲れているサインかもしれません。
気になる症状がある方は、どうかひとりで悩まず、安心してご相談くださいね。