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― なんとなく元気が出ない…それ、体の中の「小さな不足」が原因かもしれません ―
体がだるい、疲れやすい…そんな日が続いていませんか?
・ちょっと動くだけでぐったりする
・風邪をひきやすくなった
・気分が落ち込みやすい
・肌荒れや口内炎がなかなか治らない
・物忘れが気になる
こうした「なんとなくの不調」、実はビタミンが足りていないサインかもしれません。ビタミンは、体の働きをなめらかに保つための“潤滑油”のようなもの。ほんの少し足りないだけでも、体や心に影響が出てくることがあります。ビタミン欠乏症ってどんなもの?
ビタミンは、私たちの体で作ることができないか、作れてもごくわずかしかない大切な栄養素です。食べものからしっかりと摂る必要があります。
不足するビタミンによって、出てくる症状もさまざまです。
・ビタミンB群の不足:疲れやすさ、口内炎、うつっぽさ、しびれなど
・ビタミンCの不足:肌荒れ、出血しやすい、免疫力の低下
・ビタミンDの不足:骨が弱くなる、筋力が落ちる、気分の落ち込み
・ビタミンAやEの不足:皮膚や目の乾燥、体調の不安定さ など
一度にどっと症状が出るわけではなく、じわじわと「なんとなく不調」が積み重なるのが特徴です。どうしてビタミンが不足するの?
ビタミン不足の原因は意外と身近なところにあります。
・食生活の偏り(インスタント食品中心、野菜不足など)
・過度なダイエット
・胃腸の不調や吸収障害
・高齢による食欲低下や吸収力の低下
・飲酒や喫煙の影響
・薬の影響(利尿剤、抗生物質など)
・日光不足(ビタミンD)など
とくにストレスや疲れが続くと、体がビタミンをたくさん消費してしまうので、意識して補うことが大切になります。どんな対処をすればいいの?
まずは、不足しているビタミンを特定することが大切です。血液検査でビタミンの状態をチェックし、必要に応じて以下のような対応を行います。
・不足しているビタミンのサプリメントや内服薬による補充
・食生活の見直し:季節の野菜、果物、発酵食品などをバランスよく
・必要に応じて注射や点滴での補充も検討されます
胃腸の不調や併存疾患がある場合は、その治療もあわせて行います。当院での取り組み
当院では、「なんとなく体調がすぐれない」「検査では異常がないのに不調が続く」といった方に対して、栄養の視点から丁寧にサポートを行っています。
・血液検査によるビタミンやミネラルの状態チェック
・不足が見つかった場合は、サプリメントや食事指導、漢方薬の提案など
・必要に応じて、カウンセリングや自律神経のケアも組み合わせてご提案
・お薬だけに頼らない、体と心のバランスを整える治療を大切にしています
「どこが悪いわけじゃないけど、元気が出ない」というときも、どうぞお気軽にご相談ください。体の中の“小さな不足”を見直すことで、大きな変化が生まれるかもしれません。