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― トイレが気になって仕方がない…それは“こころ”のサインかもしれません ―
心因性頻尿
「出かける前に何度もトイレに行ってしまう」
「外出先でトイレが近く、落ち着かない」
「検査では異常がないのに、何度も尿意を感じてしまう」
こんなお悩みをお持ちの方はいませんか?
それは、心因性頻尿という“こころのはたらき”が関係している症状かもしれません。心因性頻尿とは?
心因性頻尿とは、泌尿器に大きな病気はないのに、尿意を何度も感じてしまう状態のことです。
特に緊張したときや、不安が高まったときにトイレが気になりやすく、学校や仕事、人前での発表、外出などの場面で強く出やすい傾向があります。こんな症状はありませんか?
・トイレが近く、1日に10回以上行ってしまう
・外出先でトイレの場所を常に確認してしまう
・緊張するとすぐトイレに行きたくなる
・夜は落ち着いているのに、日中に何度も尿意を感じる
・尿意があっても、実際には少量しか出ない
身体に異常はなくても、こころが“緊張”や“安心できない”状態のとき、尿意として表れることがあります。なぜ起きるの?
心因性頻尿の背景には、以下のような原因が関係していることがあります。
・ストレスや緊張が続いている
・失敗できない場面に対するプレッシャー
・過去の尿トラブルに対する不安(「また失敗するかも」)
・自律神経の乱れによる体の反応
自分ではコントロールしきれない不安や緊張が、「トイレに行けば安心できる」という行動パターンを強めてしまうことがあります。当院でできること
当院では、心因性頻尿に対して、こころと体の両面からやさしく整えていくサポートを行っています。
・お困りごとや背景をていねいにお聞きします
・ストレス・不安とのつきあい方をサポート(カウンセリング)
・呼吸法や筋弛緩法など、リラクゼーションの指導
・必要に応じて、栄養状態や自律神経のバランスも確認
・薬物療法が必要な場合は、低用量の抗不安薬などをご提案
・西洋医学だけでなく、必要に応じて漢方の力も活かした治療
「トイレが心配で外出できない…」という不安を少しずつ軽くして、安心して行動できる自分を取り戻していくお手伝いをします。「無理に我慢する」のではなく、「自然とやめられるようになる」ことを目指します。
ご家族や周囲の方へ
心因性頻尿は、見た目ではわかりづらく、誤解されやすい症状です。
「気にしすぎ」「甘えている」などと受け取られてしまうと、ご本人はさらに不安を強めてしまいます。
どうか、「困っていることは本当なんだ」と、そのつらさをまず受け止めてあげてください。
理解と寄り添いが、回復の第一歩になります。まずは、お話を聞かせてください
頻尿の悩みは、デリケートな話題でもあり、相談しづらいと感じる方も多いかもしれません。
でも、安心して過ごせる毎日を取り戻すために、大切な一歩です。
「話してよかった」と思っていただけるよう、私たちもていねいに寄り添ってまいります。