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反社会性パーソナリティ障害

disease

  • ― 他人を信じられず、孤独や衝動に悩んでいませんか? ―

    反社会性パーソナリティ障害とは

    ー 他人との関わりがうまくいかず、トラブルが続く ー
    反社会性パーソナリティ障害は、社会のルールや他人の気持ちを軽視しやすく、そのために人間関係や生活で大きな問題が生じる心の病気です。
    「うそをついてしまう」「責任をとらない」「イライラするとすぐに手が出る」──
    そんな衝動的な行動が続き、ご本人自身もトラブルや孤立に悩んでいることがあります。
    周囲から「冷たい人」「自分勝手」と見られがちですが、実際には本人の中に孤独感や空虚感、不安が強く存在していることも少なくありません。

    主な特徴

    ・うそやごまかしが多く、罪悪感が薄い
    ・他人の権利を軽んじる、暴力的な言動がある
    ・衝動的で先のことを考えず行動する
    ・約束を守らない、責任を果たさない
    ・自分の非を認めず、他人のせいにしやすい
    ・他者への共感や思いやりに乏しい
    こうした行動は子どもの頃(反抗的行動、いじめ、万引きなど)から現れることが多いと言われています。

    なぜ起こるの?

    反社会性パーソナリティ障害の背景には、育ちの環境や心の傷(トラウマ)、遺伝的な要素が関わっていると考えられています。
    ・幼少期の虐待やネグレクト
    ・安心できる人とのつながりがなかった
    ・暴力や犯罪が身近にあった環境
    ・脳の一部の働き(衝動抑制・共感性)のアンバランス
    周囲に「信頼できる人」がいないまま育つと、他人を信用せず、自分の身を守るために攻撃的になるという反応が強まることがあります。

    どうやって向き合えばいいの?

    反社会性パーソナリティ障害は、行動の裏にある「不安・怒り・孤独」などの感情を整理し、自分の在り方を見直していくことが必要です。
    ・心理療法(認知行動療法、感情調整支援など):衝動や怒りのコントロール、他人との関係の築き方を学びます。
    ・薬物療法:興奮やイライラ、不安が強い場合に補助的に使われます。
    ・長期的な支援関係:信頼できる人と継続的に関わることが、心の変化に大きくつながります。
    「悪い人」ではなく、「助けを求める方法を知らなかった人」としての視点が大切です。

    当院のサポートについて

    当院では、反社会性パーソナリティ障害に対しても、非判断的な姿勢で心理療法・環境調整・リラクゼーション・栄養的サポートを組み合わせた支援を行っています。
    「人を信じられず、孤独を感じる」
    「自分でもどうして怒りが抑えられないのかわからない」
    そんなときは、まず安心してご相談ください。
    心の中の声を受け止めるところから、少しずつ変わる道を一緒に見つけていきましょう。

他に気になることは
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